
在学生へのインタビュー(阪口 祐紀さん)
阪口 祐紀さん 2020年度 修士課程入学
Q1. 差し支えなければ、ご出身(大学、高専等)をおしえてください。
–奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 2018年卒業
–奈良工業高等専門学校 専攻科 物質創成工学専攻 2020年卒業
Q2. どうして内本研究室に入ろうと思いましたか?
内本研究室への進学を志望した理由は二つあります。
一つ目は、未来で利用されるかもしれない革新二次電池の研究を行いたいと考えたことです。私は高専時代から四年間、リチウムイオン電池(LIB)について研究してきました。一方で、LIBはエネルギー密度の高さなどの理由から実用化されており、数多くの先行研究が行われているため、研究分野としては成熟しつつあると考えています。したがって、私は電気化学の中でも比較的先行研究が少ない分野へ挑戦したいと考え志望しました。
二つ目は、様々な装置や設備を用いて研究を行いたいと考えたことです。内本研究室では様々な電気化学測定装置に加えて、SPring-8のような大型X線設備を用いた測定・観測を行います。学生の間からSPring-8を利用する機会が豊富なことは研究面ではメリットが大きいと考えます。
Q3. 内本研はどのような研究室ですか?
内本研究室の大きな特徴は二つあります。
一つ目は、上記したように、様々な装置や設備を用いて最先端の研究を行っていることです。将来、研究に携わることを考えている方にとって、整った環境の中でしっかりと成長できることは魅力的であると思います。今年はコロナウイルスの影響が大きく未実施でしたが、最初はトレー二ング期間が設けられており、先輩や先生方から丁寧に教えていただけます。したがって、学部で異なった分野で研究している方でも安心して研究を行えます。
二つ目は多国籍研究室であることです。現在は中国人留学生や韓国人留学生が所属しており、中国語と英語がよく聞こえてきます。実際に、雑誌会などの発表では英語で行われることが多いです。また、公私ともに様々な価値観をもった他国の学生と触れ合う機会が多いことは非常に魅力的であると思います。将来、グローバルな環境で働きたい方にはお勧めです。