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近況報告

11月後半から12月はクリスマスシーズンでした。
Janek先生の家で3度目のワインテイスティング、研究室でクリスマスマーケット、大学主催のInternational Visiting Scholarsのクリスマスパーティ、研究室のクリスマスパーティ、Janek先生の家でのアフタークリスマスパーティとイベントが多くありました。

・Janek先生の家で3度目のワインテイスティング
5月の赤ワイン・7月の白ワインに引き続き、11月に3度目のワインテイスティングがありました。
甘み・渋み・苦味などの16項目をそれぞれ0から10の11段階で評価します。
これまでは個人個人が要旨に値を記入するだけでしたが、今回からは各項目について全員で簡単な意見を言い合うなど、これまでとは少し違った雰囲気でした。
前の2回同様に人数分を優に超えるボトルが空き、深夜1時2時まで盛り上がりました。

・研究室でクリスマスマーケット
12月からクリスマスまでドイツの全国各地の街でクリスマスマーケットが開かれていました。
日が暮れてから広場に集まり、ホットワインを飲むのが通例で、外で身を寄せ合って歓談します。
このところは肌寒い日が続き、雪が積もることもしばしばです。
特に12月上旬は冷え込み、最高気温が3度以下の日ばかりでした。
ただ氷点下以下の日は長く続かないので、雪は降っても数日経てば全て解けてしまいます。

・大学主催のInternational Visiting Scholarsのクリスマスパーティ
7月と合わせて夏・冬年に2回あるようです。
前回はギーセンから少し離れた大学所有の古城で行いましたが、今回は大学のメインビルディングで催されました。
今回はJanek先生と中村先生ご一家、大野さんご夫婦と一緒に参加しました。
大野さんはCaltechからポスドクとして来られた方で、いまは全固体電池の研究をされています。
先日は家に招待していただき、夜遅くまで談笑するなど仲良くさせていただいています。

・研究室のクリスマスパーティ
これが最も大きなイベントで、卒業生も含め総勢60~70人ほどが集いました。
まず全員がJanek先生の家に寄り合い、自家製のホットワインで一息つきました。
毎年開催場所は事前に明かされず、その場でJanek先生から発表されます。
場所も毎回変わり、Janek先生と秘書さんが下見をした上で決めているほど力を入れられています。
今回は山の上の古城レストランで行われました。
こちらの卒業生もBMW、BASF、BOSCHなどいわゆるドイツの一流企業に勤めている方が大勢いました。

・Janek先生の家でのアフタークリスマスパーティ
12月の最後の金曜日、すなわち年内最後の平日に行われました。
中村先生ご一家、Marcus先生ご一家(Janek研の教員で、Janek先生の家の近所に住んでいる)に加えて招待していただきました。
料理は全てJanek先生手作りのドイツ料理でした。
一通り食事をしたあと、雪散る庭で身を寄せ合って棒に巻いたパン生地を焼くなど、この日もお世話になりました。

***

11月末に8ヶ月滞在した大学のゲストハウスを離れ、遠く離れたシェアハウスに引っ越しました。
4ヶ月の滞在では通常のアパートが借りられず、研究室の様々な方に協力をしていただき、そのうちの一人のJoachim先生の隣の家を借りることができました。
Joachim先生には家の手配からお世話いただき、引越し後も朝は車でご一緒させていただいてます。

先月トヨタヨーロッパからイラン人の方がJanek研に来られ、オフィスが同じになりました。
ボスは加藤さんで、ポリマーの研究をされているようです。
日本のことに詳しく、毎日声を掛けていただいています。
加えて今月からトヨタ自動車から日本の方も来られ、同じオフィスになります。

またこれまでやっているリン酸系全固体電池で論文を書くことになりました。
Janek先生とPhDの学生と進めていく予定です。

以上になります。
またご連絡いたします。

吉成

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